家の片づけをしていると、引き出しの奥から電池がまとめて出てくることがありますよね。乾電池、ボタン電池、スマホの充電に使っていた充電式電池……種類がばらばらで、どれをどこへ出せばいいのか分からないまま放置してしまいがちです。
奈良市在住ライターのアキヒロです。地域情報メディア『奈良シカノオト』でエリア担当をしています。接骨院を営んでいる関係で、院内の備品の電池類を定期的にまとめて出す機会があり、奈良市の回収方法は一度きちんと確認しました。今回はその経験をもとに整理します。
電池は種類ごとに出し先が異なります。この記事では乾電池・ボタン電池・充電式電池の三種類を順番に整理し、絶縁の必要性や店頭回収の活用についても触れます。最後は奈良市公式の分別案内でご確認ください。
電池の種類の見分け方から始める
まず電池を手に取ったとき、どれがどの種類かを判断するところから始めます。形や表示を見れば、おおよそ見分けられます。
- 乾電池
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単1〜単4形などの円筒型。アルカリやマンガンと表示されているもの。
- ボタン電池・コイン電池
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薄い円盤型。時計・補聴器・体温計などに使われる小さなもの。
- 小型充電式電池(二次電池)
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リチウムイオン・ニカド・ニッケル水素の表示があるもの。繰り返し使えるタイプ。
迷いやすいのが、コイン形リチウム電池(CR・BR表示)とボタン電池(LR・SR表示)の区別です。どちらも薄くて丸い形ですが、奈良市では同じ電池回収ボックスで受け付けています。
乾電池の出し先と回収ボックスの場所
奈良市では乾電池は「有害ごみ」の区分で、燃えないごみの日には出せません。市内の連絡所・福祉センターなど36カ所(令和7年3月現在)に設置された電池回収ボックスへ持ち込む形です。
わたしも最初は「燃えないごみの日でいいんじゃないか」と思っていたので、ここは先に確認しておいてよかった点です。
ボタン電池を出すときの注意点
ボタン電池やコイン電池は、乾電池と同じ回収ボックスに出せます。ただし形が薄い分だけ、他の電池と接触しやすい。
奈良市の公式案内でも「必ずテープ類で電極部分を覆い、絶縁してから投入」と明記されています。家電量販店での店頭回収も引き続き利用できます。
充電式電池の出し方と回収先の種類
小型充電式電池(リチウムイオン・ニカド・ニッケル水素)は、乾電池とは別の容器に入れる必要があります。同じ回収ボックスの場所でも、投入口が分かれているので確認してから入れましょう。
令和8年3月からは、奈良市内の消防署でも小型充電式電池の回収が始まりました。家電量販店の店頭回収・JBRCの協力店も利用できます。
取り外せない電池は小型家電回収へ
スマートフォンや加熱式たばこなど、内蔵バッテリーを自分では取り外せない製品は、電池回収ボックスではなく小型家電回収ボックスの対象になります。
電池だけ取り出せる状態なら電池回収ボックスへ。取り出せないなら小型家電ボックスへ。この分け方を先に頭に入れておくと動きやすいです。
絶縁が必要な理由と具体的な手順
電池を絶縁せずに出すと、袋の中や回収ボックスの内部で端子どうしが接触してショートし、発火するおそれがあります。全国的に収集車の火災が増えており、奈良市でも家庭ごみ収集中の火災が発生しています。
リモコン・時計など、機器から電池を外します。
セロハンテープやビニールテープで+極と-極の両方を覆います。
乾電池・ボタン電池と、小型充電式電池は投入口が別です。確認してから入れてください。
ボタン電池は薄いので一枚ずつ丁寧に貼ることをおすすめします。まとめてテープで包むだけでも構いません。
店頭回収と市の拠点回収の使い分け
奈良市の電池回収には「市が設置した回収ボックス」と「家電量販店などの店頭回収」の二種類があります。
| 種別 | 対象電池の目安 | 設置場所の例 |
|---|---|---|
| 市の回収ボックス | 乾電池・ボタン電池・充電式電池 | 連絡所・市役所・福祉センターなど |
| 店頭回収(家電量販店) | ボタン電池・充電式電池 | エディオン・ジョーシンなど |
| 消防署回収 | 小型充電式電池のみ | 市内消防署(令和8年3月〜) |
買い物のついでに家電量販店へ持ち込む方法は、手間が少なくてわたしには合っています。ただし店頭回収は乾電池を受け付けていない場合もあるので、持ち込む前に確認しておくと無駄がありません。
よくある失敗と事前に防ぐ方法
見落としやすいのが、充電式電池を乾電池と同じ投入口に入れてしまうケースです。見た目が似ている電池でも、回収ボックスの容器は別になっています。
- 乾電池を燃えないごみの日に出してしまう
- 充電式電池を乾電池の投入口へ入れる
- 絶縁せずにまとめて袋に入れる
- 取り外せない機器ごと回収ボックスへ入れる
わたしも一度、院内で使っていた充電式電池を乾電池の列に混ぜてしまったことがあります。気づいたのは回収ボックスの前で、投入口の表示を見て「あ、違う」となりました。現地で確認する習慣があると、こういう手前で止まれます。

投入口の表示、意外と細かいので現地でゆっくり確認してみてください
奈良市の公式案内を確認する方法
電池の回収場所や受け付け範囲は、制度の変更や設置場所の増減で変わることがあります。奈良市公式サイトの「使用済電池を回収します」ページが最新情報の確認先です。
「奈良市 電池 回収ボックス」で検索するか、奈良市公式サイトから「ごみ・リサイクル」のカテゴリを開くと案内ページにたどり着けます。回収ボックスの設置場所一覧はPDFで公開されているので、近くの施設を探すときに使えます。
向かない場面と出す前に確認したいこと
事業所や店舗から出た電池は、家庭用の回収ボックスには入れられません。バイクや車のバッテリーも対象外で、こちらは販売店や処分業者への相談が必要です。
液漏れしている電池や、著しく膨張・変形した充電式電池は回収を断られる場合があります。状態が気になるものは、回収ボックスに入れる前に問い合わせておくほうが安心です。
今日から動くための小さな一歩
片づけで出てきた電池が手元にあるなら、今日は種類ごとに分けてみるだけで十分です。乾電池・ボタン電池・充電式電池の三つに分けて、それぞれ小袋や箱へ仮置きしておくと、回収ボックスへ持ち込むときに迷いません。
近所の連絡所やよく行く家電量販店に回収ボックスがあるかどうかを、週末の外出ついでに確かめてみると動きやすいと思います。車で出かけるついでに寄れる場所がひとつ見つかると、次からは手間がぐっと減る気がしています。
この記事が、引き出しの奥の電池をようやく出せる、そんなきっかけになったらうれしいです。最後は奈良市公式の分別案内で最新情報を確認してみてくださいね。













