【奈良市】事業を廃業するなら|届出先は税務署だけじゃない

事業をやめると決めた日から、頭の中は書類のことでいっぱいになります。廃業届を一枚出せば終わると思っていたら、税務署以外にも窓口があると分かって手が止まる、という声をよく聞きます。

地域情報メディア『ならシカノオト』のエリア担当ライター、アキヒロです。奈良市で接骨院を営んでいるので、閉める側の目線が少し混ざります。

この記事では、わたしが個人事業と法人を分けたうえで、奈良市税、奈良県、国税、許認可の窓口をどの順番で確認するか整理していきます。

目次

廃業時に届出先が一か所ではない理由

廃業届を一枚出せば全部終わる、と考えてしまいがちですが、実際は国税と地方税、業種の許可がそれぞれ別の窓口になっています。

税務署、奈良県税事務所、奈良市役所と、確認する先が事業の形や規模によって変わってくるんですよね。

個人事業か法人か、許可が要る仕事かどうかで、見ておく窓口の数もそのつど変わってきます。

個人事業をやめるときに確認する届出

個人事業を廃止するときは、税務署への届出がいくつか重なることが多いです。まず押さえておきたいのは、次の三つ。

個人事業の開業・廃業等届出書

廃業した日から一か月以内に、納税地を所轄する税務署へ提出します。

所得税の青色申告のとりやめ届出書

青色申告をやめる場合は、廃業した年の翌年三月十五日までに提出します。

消費税の事業廃止届出書

消費税の課税事業者だった場合は、事業を廃止した後速やかに税務署へ提出します。

従業員に給与を払っていた場合は、給与支払事務所等の廃止届出書も別に必要になります。

法人をたたむときに確認する届出

法人をたたむ場合は、解散と清算結了の二つの段階で、それぞれ届出が必要になります。

  • 解散決定後に税務署へ異動届出書を提出
  • 奈良県税事務所にも同じ届出が必要
  • 奈良市役所の担当課への届出も忘れずに
  • 清算結了後にもう一度同じ届出を提出

解散登記や清算結了登記など、法務局側の手続きも別に進んでいく形になる。

奈良市税に関わる届出先の窓口

奈良市内に事務所や事業所があった場合は、事業所税や個人市民税に関わる届出も出てきます。

項目内容
事業所税の届出事業所の新設や廃止から一か月以内に、市民税課へ提出します。
対象になりやすい規模床面積が広い、または従業者数が多い事業所が中心です。
個人市民税の異動廃業に伴う所得の変化は、翌年度の申告に影響します。

床面積や従業者数が一定を超えなければ課税対象にならないことが多いですが、条件は必ず確認しておきたいところです。

奈良県税事務所と税務署への届出

個人事業税の窓口は奈良県税事務所で、奈良市の事業所であればこちらが管轄になります。

提出書類は個人事業の開廃業等届出書で、期限の目安は自治体ごとに示されているので事前確認が安心です。

税務署が所得税や消費税、県税事務所が事業税と、役割がはっきり分かれているイメージなんですよね。

許可や届出がある仕事をやめるとき

飲食店営業許可のように、税金とは別に許可そのものが必要な業種もあります。

その場合は、許可を出した窓口へ廃止の手続きが要るかどうかも合わせて確認しておきたいところです。

窓口は保健所や警察署など業種によって違うので、個別の判断はせず開業時の窓口に問い合わせるのが確実だと思います。

提出期限をどう洗い出していくか

廃業日が決まったら、まずどこに何を出すか一覧にしてみると、あとで迷いにくくなります。

STEP
廃業日を決めて紙に書き出す

まず廃業日を一つ決めて、カレンダーやメモに書いておきます。

STEP
税務署と県税事務所の期限を確認する

国税庁と奈良県のサイトで、それぞれの届出の期限を確認します。

STEP
窓口へ行く日を決める

平日の空いている時間を選んで、窓口へ行く日を決めておきます。

わたしなら平日の午前中の早い時間を選ぶと思います。道が混みにくい時間なんですよね。

公式情報はどこで確認できるか

国税庁、奈良県、奈良市それぞれの公式サイトに、最新の様式と説明が載っています。

口コミやまとめサイトだけで判断せず、提出前に公式情報を見ておくと安心です。

窓口へ直接行くなら、奈良県税事務所も奈良市役所も駐車場の台数が多くはないので、停めやすい時間を選ぶと気持ちが楽になります。

見落としやすい届出のパターン

見落としやすいのが、給与の届出や消費税の届出を出し忘れるケースです。許可の廃止を忘れる例も、意外とあるんですよね。

屋号を変えただけでは廃業届にはなりません

知人が接骨院を畳んだとき、税務署だけで終わったと思っていたら、県税事務所からの案内が届いて慌てていました。

専門家への相談が必要になる場面

法人の解散や清算、複数の許認可が絡む場合は、税理士や行政書士に一度相談したほうが動きやすい場面があります。

わたしは小さな事務所ならまず公式サイトで確認する派ですが、法人や許認可が絡むときは専門家に聞くほうが後で迷わないと感じています。

最後にわたしから伝えたいこと

廃業日が決まっているなら、まずスマホのメモかノートに、提出先を一覧で書き出してみることをおすすめします。

わたしも接骨院のことを考えて一度整理してみたことがあり、書き出すと気持ちが軽くなった気がする。

今週末にでも、提出先の一覧を作ってみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ならシカノオト」・アキヒロ

奈良市在住のアキヒロです。地域情報メディア『ならシカノオト』で、地元で役立つ情報を発信しています。

注目記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次