「英語保育園」という言葉で検索すると、認可保育園からプリスクール、企業主導型まで、まったく別の種類の施設が一緒に並んで出てきます。制度のしくみが違えば、保育料も預かり時間も入園条件もかなり変わってきます。
奈良市とその周辺の情報を扱うメディア『ならシカノオト』で地域担当をしているアキヒロです。奈良市内を車で動く機会が多く、施設の場所や通いやすさは気になるほうです。まず施設の種類から整理しておくと、その後の見学がかなり動きやすくなります。
この記事では、施設の種類ごとの違い、預かり時間や保育料の見方、見学前に確認したいことを順番に整理しています。後半では奈良市内で実際に確認できた施設を3つ紹介しています。募集状況・空き・保育料は、必ず各施設や奈良市の公式情報でご確認ください。
「英語保育園」という呼び方で混ざりやすい施設の種類
「英語保育園」という言葉は制度上の正式な区分ではなく、英語活動を取り入れている施設全般に使われています。認可保育園が英語活動を週に数回入れているケースも、ほぼ英語だけで生活するプリスクールも、検索結果に一緒に出てくるのが現状です。
迷いやすいのが、施設名に「インターナショナル」や「プリスクール」とあっても、認可か認可外かは名前だけでは分からない点です。制度上の区分と、英語のカリキュラム内容は、別の話として考えておくと整理しやすいです。
認可保育園とそれ以外では何が違うのか
認可保育園は国の基準を満たし、市区町村を通じて入園を申し込む施設です。保育料は世帯の収入に応じて変わり、利用には「保育の必要性の認定」が必要になります。英語活動を取り入れている認可園もあり、その場合は通常の認可園と同じ入園手続きを踏みます。
一方、プリスクール型の民間施設や企業主導型保育施設は、事業者に直接申し込む形が多く、入園の窓口が市ではなく施設側になります。奈良市の公式情報では、企業主導型保育施設について「認可外保育施設であるため、利用者は事業者に直接申し込む」と案内されています。
企業主導型保育施設の使い方と地域枠
企業主導型保育施設は、企業が従業員向けに設ける施設ですが、「地域枠」として一般の方も利用できるところがあります。奈良市の公式サイトには地域枠を設けている施設の一覧が掲載されていて、保育料は認可保育施設と同等の水準で設定されています。
英語活動を行う企業主導型施設の中には、週1回ネイティブ講師が来るケースもあります。ただし英語の頻度やカリキュラムは施設によって大きく異なるため、見学時に直接確認するのが確実です。
プリスクール型施設の費用感と無償化の関係
奈良市内やその近郊のプリスクール型施設は、月額費用が6万円台になる施設もあります。幼児教育・保育の無償化の対象になる施設もありますが、適用には「保育の必要性の認定」を市から受けることが条件です。
無償化の上限額は3歳から5歳で月額3.7万円までなので、プリスクールで月6万円台の施設でも、差額は実費負担になります。費用を比較するときは、月額の総額から無償化の上限を引いた実質負担額で見るほうが現実的です。
奈良市内で確認できた施設を3つ紹介します
種類の違いをイメージするために、奈良市内で公式情報が確認できた施設を3つ挙げます。いずれも施設の種類・英語環境の方向性が異なります。
- ダクールインターナショナルプリスクール
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奈良市富雄元町。近鉄富雄駅から徒歩5分。認可外・プリスクール型。対象は1歳10か月から6歳。月曜から金曜の保育。英語学童コースも設けています。奈良市の幼保無償化対象施設に確認済み。保育料は施設へ要確認。公式サイト:kids.holy.jp/duchool/
- キンダーキッズインターナショナルスクール奈良登美ヶ丘校
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生駒市鹿畑町(奈良市寄り)。認可外保育施設。開所7:45~19:00。0歳から受入れ。認可外保育施設保育料助成制度の対象校。保育料・入園金は要問い合わせ。公式サイト:kinderkids.com/school/naratomigaoka/
- 企業主導型保育園みどりの家
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奈良市大宮町。JR奈良駅から徒歩7分。企業主導型・地域枠あり。開所7:30~20:30(月曜から土曜)。6か月から5歳。週1回英語レッスン実施。保育料は認可相当水準。TEL:0742-81-9977
いずれも施設の種類・英語活動の深さ・保育時間が異なります。名前だけでなく、種類と時間帯を先に確認してから問い合わせると話が早いです。最新の空き状況や保育料は、必ず各施設の公式情報でご確認ください。
預かり時間の見方と生活リズムへの合わせ方
認可保育園は延長保育を含めると夜7時台まで対応している施設が多いです。一方、プリスクール型は午後3時前後に通常クラスが終わり、延長保育の設定がない施設もあります。
仕事の終わり時間や送迎の動線によっては、英語環境の充実度より「何時まで預けられるか」が先に引っかかることもあるかと思います。奈良市内の企業主導型施設を見ると、朝7時台から夜8時台まで開所している施設もあり、認可外でも長時間対応しているところがある点は知っておくと役立ちます。
通いやすさで先に見ておきたいこと
奈良市内の施設は、近鉄各線やJR奈良駅の周辺に点在しています。ただし、住んでいる場所から駅への移動に車が必要な場合、施設の近さより「毎日のルートに無理がないか」のほうが先に効いてきます。
わたしは日常的に車で動くことが多いので、施設の場所を調べるときはまず地図で通勤ルート上にあるかどうかを確認する癖があります。送迎の駐車スペースや停めやすさも、毎日のことになると小さくない話なんですよね。

見学前に駐車場と送迎の流れを確認しておくと当日に焦らなくて済みます
保育料以外に確認しておきたい費用の内訳
施設によっては、入園金・施設管理費・教材費・給食費・おやつ代などが月額保育料とは別にかかります。プリスクール型の施設では、入園金が10万円台に設定されているケースもあります。
月額だけで比較すると実際の負担が見えにくくなるため、費用一覧の資料を見学時にもらうか、ホームページで確認しておくと比べやすいです。年額に直したうえで見ると、施設間の差が想像以上に出ることがあります。
英語活動の内容は施設ごとにかなり違う
「英語保育」といっても、終日英語で生活する施設から、週1回のネイティブ講師による英語活動まで、内容の幅は大きいです。認可保育園でも英語活動を取り入れているところはありますが、週数回の活動と、ほぼ英語環境の施設とでは、子どもが英語に触れる量がまったく異なります。
英語活動の具体的な内容(頻度・担当者・使用言語の割合)は、パンフレットだけでは分かりにくい部分でもあります。見学や個別説明会で直接聞くのが、いちばん確かです。
見学前に施設へ確認しておきたいこと
見学の前に、施設の公式サイトや電話で次の点を確認しておくと、当日の時間を使いやすくなります。
- 施設の認可区分(認可・企業主導型・認可外)
- 現在の空き状況と入園の時期
- 通常保育と延長保育の時間帯
- 英語活動の頻度と担当者の体制
- 費用の内訳(入園金・教材費など)
- 送迎時の駐車スペースの有無
認可区分は、施設の公式サイトに「認可外保育施設」「企業主導型」などの表記がある場合は確認しやすいですが、書かれていない施設は問い合わせ時に直接聞くほうが確実です。
施設の種類でよくある思い違い
「インターナショナル」と名前に付いていると認可外のイメージを持ちやすいですが、認可保育園や認定こども園でも英語カリキュラムを持つ施設はあります。逆に、認可外でも幼保無償化の対象になる施設はあり、名前だけで費用の高さを決めつけると損をする場合があります。
また、企業主導型施設は「会社員しか使えない」と思われることが多いですが、地域枠があれば一般の方も利用できます。先に「使えないだろう」と外してしまうと、実は通いやすい施設を見落とすことがあるので、奈良市の一覧で地域枠の有無だけでも確認しておく価値はあります。
向かないケースと先に知っておきたいこと
英語環境での保育を希望している場合でも、0歳から1歳台では受け入れていないプリスクールが多く、対象年齢の条件は先に確認する必要があります。奈良市内のインターナショナルプリスクールでは、1歳10か月からを受入開始としている施設があります。
また、認可外施設は利用定員が少ない施設も多く、希望時期に空きがないケースがあります。気になる施設は早めに問い合わせておくか、見学の際に次の募集時期を聞いておくと、後から動きやすいです。
奈良市の公式情報はどこで確認できるか
認可保育園への入園手続きや審査については、奈良市の公式サイト「幼稚園・保育所・こども園等の利用手続について」で案内されています。企業主導型保育施設の地域枠がある施設一覧は、奈良市公式サイトの「企業主導型保育事業」ページに掲載されています。
認可外保育施設については、奈良市が「認可外保育施設の運営状況一覧」を公表しており、指導監督基準を満たしているかどうかの確認ができます。費用や定員は変わることがあるため、候補施設が決まったら最新情報を直接施設へ問い合わせるのが一番確かです。
施設を探している方への施設選びの順番
まず制度の区分を確認し、次に預かり時間と通園ルートが生活に合うか、それから英語活動の内容と費用の全体像、という順番で見ていくと、候補がしぼりやすくなります。
認可・企業主導型・認可外(プリスクール等)のどれかを先に整理します。
仕事の終わり時間と送迎ルートが無理なく合うかを先に確認します。
月額保育料だけでなく、入園金・教材費・給食費も含めた年間の実費で比べます。
頻度・担当者・使用言語の割合は、見学時に直接聞くのが確実です。
動き始めるなら今週末の一歩から
施設の種類が整理できたら、今週末にまず一つだけ、気になる施設の公式サイトで預かり時間と費用の内訳を確認してみてください。認可区分と保育時間が分かるだけで、候補を絞るのが一気に楽になります。
わたし自身、場所が良くても入り方や費用の全体像が分かりにくい施設は後回しにしてしまうことが多いので、最初の一歩はサイトで概要をつかむだけで十分だと感じています。メモ一枚に施設名・認可区分・保育時間・月額目安を書き出しておくと、見学の問い合わせがぐっとしやすくなります。
奈良市内で子育ての環境を探している方にとって、この記事が少しでも動きやすい入口になったらうれしいです。













